明治美術学会

学会員による展覧会・後援共催情報



2021年度



オンライン公開研究会「久米民十郎とグローバル・モダニズム」のご案内

日時:2021 年 12 月 12 日(日)13:00~15:15 Zoom オンライン

筑波大学芸術学美術史学会と科学研究費国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))「サ ードフォースの美術史 1880-1920ー在英日本人ネットワークの研究」の主催によるオンライ ン公開研究会を開催いたします。プログラムや申し込み方法については、
こちらのPDFをご参照下さい。




2020年度





相見香雨没後50年記念シンポジウム関連展示

松江が生んだ美術史家・相見香雨の没後50年を記念し、シンポジウムと展示会を開催します。相見は生涯独学の人でしたが、古美術の素養形成にあたっては、家系と地域文化が深く関わっていたと考えられます。そのルーツをたどります。

・主 催:桑原羊次郎・相見香雨研究会
・共 催:島根大学法文学部山陰研究センター、島根大学附属図書館
・助 成:公益財団法人いづも財団、公益信託しまね文化ファンド
・後 援:美術史学会、明治美術学会


1.シンポジウム
zoomを用いたオンライン形式で開催します。参加無料(先着100名まで)
日 時:令和2年12月6日(日) 13時30分~16時30分

司 会:田中 則雄(島根大学法文学部教授)
    林 みちこ(筑波大学芸術系准教授)

報告者:
①村角 紀子(桑原羊次郎・相見香雨研究会代表)
 「十九世紀松江の地域文化と美術史家・相見香雨の誕生」
②要木 純一(島根大学法文学部教授)
 「近代松江における漢詩文化」
③玉蟲 敏子(武蔵野美術大学造形学部教授)
 「日本の近世美術史における相見香雨の業績と現代的意義」


【参加方法】
①②いずれかの方法でお申込み下さい。受付完了後、メールにて参加用のURLとパスワード、当日プログラムを返信いたします。〈 締切:12月4日(金)〉

①インターネット申込み専用フォーム
「相見香雨没後五〇年記念シンポジウム参加申込」
https://forms.gle/8Q31atUEmNwthvea6

②電子メール
桑原羊次郎・相見香雨研究会事務局 kuwabara.aimi@gmail.com
 件名に「相見シンポジウム参加申込」、本文に「参加者氏名」と
「返信用メールアドレス」を必ずご記入下さい。
※送信いただいた個人情報は本シンポジウムの目的以外には使用しません。


2.関連展示
相見香雨の代表的編著書、関連する郷土史料等、約20点を解説・写真・年譜パネルとともに展示します。入場無料
会 期:2020年11月20日(金)~12月20日(日)
会 場:島根大学附属図書館1階展示室(松江市西川津町)

展示内容:
第1章:父・相見文右衛門と祖父・森脇忠兵衛
第2章:近代松江における漢詩文化
第3章:松江藩と豪商たちのコレクション
第4章:美術史家・相見香雨の誕生


【相見香雨(1874-1970)】
明治7年12月1日、松江市魚町の商家・相見家(野波屋)の長男として生まれる。本名繁一(はんいち)。10代で両親とも没し、親戚にあたる岡崎運兵衛方に寄寓。修道館を経て島根県尋常中学校へ進学、ラフカディオ・ハーンに英語を学ぶ。東京専門学校(現・早稲田大学)文学科撰科卒業後、帰郷し『松陽新報』編集者となる。明治41年、審美書院に入社し、美術書の史料収集と調査にあたる。翌年、『特別保護建造物及国宝帖』編纂事務に従事。明治43年、日英博覧会出店のため渡英し、1年半滞欧。帰国後、芸海社(後に精芸出版に合併)で美術書編纂にあたり、後に日本美術協会嘱託となる。生涯在野の美術史家として実証的研究を続け、琳派・文人画・絵本画譜を中心に多数の編著書を発表した。昭和27年、文化財保護委員会美術工芸部門専門審議会委員に就任。昭和36年、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章受章。昭和45年6月28日、東京自邸「飛鳥山房」で没、96歳。


展覧会・シンポジウム関連のPDFは以下からダウンロードください。
チラシ1
チラシ2





2018年度




モダン美人誕生 岡田三郎助と近代のよそおい

会期:2018年12月8日(土)~ 2019年3月17日(日)
 ※2019年1月30日(水)は「モダン美人誕生」展のみ休室、常設展示はご覧いただけます。
 ※前期展示期間:2018年12月8日―2019年1月29日/後期展示期間: 1月31日―3月17日
 ※岡田旧蔵の染織史料はⅠ期(2018年12月8日―2019年1月14日)
  Ⅱ期(1月15日―2月17日)/Ⅲ期(2月18日―3月17日)で展示替を行います。


時間:9:00 ~ 17:00(最終入館は16:30)
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
協力:ポーラ文化研究所


入館料 大人¥1800(1500) シニア割引¥1600(1500)
    大学・高校生¥1300(1100)
    中学・小学生¥700(500)

※料金はいずれも消費税込み。※中・小学生の入館については、土曜日は無料です。
※中・小学生が授業の一環として観覧する場合、中・小学生及び引率教員等の入館は無料です。



 明治期から昭和初期にかけて、日本ではファッションや美意識の一大変革が起こりました。開国後の急速な欧化政策により、江戸時代から続く伝統的な化粧や髪型、服装は次第に姿を消し、西洋式のスタイルが採り入れられるようになります。また大正期には、第一次世界大戦後の好景気や女性の社会進出にともない、モダンで華やかなファッションが求められ、新しい生活スタイルや娯楽を享受する人々が増えていきます。  この時代、新たなファッションアイコンや理想の「美人イメージ」誕生に大きな役割を果たしたのが、洋画家の岡田三郎助(1869-1939)です。明治末期から、百貨店の仕事や日本初の本格的な美人コンテストにも携わっていた岡田は、女性のよそおいに敏感に反応し、新しい美人像を生み出していきました。大きな瞳と卵形の均整のとれた輪郭を特徴とする岡田の女性像は、百貨店のポスターや雑誌の表紙などを通じて広まり、「岡田調の美人」は人々の憧れの的となったのです。  本展覧会では、近代の女性たちのよそおいや美意識の変遷を絵画やポスター、写真、染織史料、化粧道具、ジュエリーなどで辿りながら、近代洋画の大家である岡田が女性たちの生き方に寄り添い、新時代の「美」を紡ぎ出していった様子をご紹介いたします。


公式サイトはこちら






筑波大学所蔵石井コレクション公開研究会

日時 2018年6月3日(日)午後2時~4時 (開場:午後1時半)

場所 筑波大学東京キャンパス文京校舎1階 134講義室
〒112-0012文京区大塚3-29-1(地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅「出口1」より徒歩5分)

主催 筑波大学芸術系
協力 練馬区立美術館、明治美術学会、筑波大学芸術学美術史学会


趣旨
  筑波大学所蔵石井コレクションに係る研究活動の一環として、練馬区立美術館で展示される同コレクション中の池田龍雄作品をテーマとして、専門家による 研究発表ならびに意見交換を行う公開研究会を開催する。

次第

開会あいさつ
 五十殿利治(筑波大学)

展覧会紹介
 喜夛孝臣(練馬区立美術館)
  「戦後美術の現在形 池田龍雄展-楕円幻想」紹介 

研究発表(14:20~15:40)
 佐藤玲子(川崎市岡本太郎美術館)
  「芸術と社会 池田龍雄と岡本太郎の絵画から」
 春原史寛(群馬大学)
  「池田龍雄《むれ》(「禽獣記」シリーズ)と1950年代の社会と美術をめぐって」

討議 (15:40~)
 喜夛孝臣、佐藤玲子、春原史寛、五十殿利治(司会)









過去の展覧会
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*学会員に紹介したい近代日本美術関係の展覧会がございましたら、
展覧会情報をテキストデータや画像データなどのデジタルデータにてお寄せください。

連絡先
明治美術学会事務局
〒162‐8644 新宿区戸山1-24-1
早稲田大学文学学術院丹尾研究室内
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